シンガポールを拠点とする格闘技団体ONEチャンピオンシップと契約する女子アトム級の平田樹(21=フリー)が約1年ぶりの試合で打撃の進化を証明する意気込みを示した。2月22日、東京・渋谷のTSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE4大会のメインイベントで、中村未来(28=MARS GYM)との同級ワンマッチを控える。6日にはオンライン形式で会見に臨んだ。

20年2月、ナイリ・クローリー(ニュージーランド)にTKO勝ちして以来の試合となる平田は「昨夏すぎから、ずっと試合の準備をしてきた。(大会で)自分が1番目立って、1番良い試合ができれば」と口調を強めた。これまで苦手とされてきた打撃面は、ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級王者内山高志氏の指導を受けており「シャドー見せてもらってメチャクチャ早くて衝撃受けた。(内山氏から)結構、できるじゃんとほめられた。変わっている部分あるかも。(ONEには)打撃強い選手が多いし、打撃をアピールしたいです」と声をはずませた。

今大会のテーマはYOung Guns=経験者たちと張り合える若き才能と掲げられた。10代、20代と若手選手が抜てきされた大会となる。平田は「一緒に盛り上げるというか、誰が1番目立つかの勝負。自分がメインを締め、自分の日だったと思われるようにしたい」と決意を新たにしていた。