プロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が3団体統一戦に備え、本格的なスパーリングを開始した。15日、所属ジムが報告した。

6月7日、さいたまスーパーアリーナのWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との再戦による3団体王座統一戦を見据え、日本スーパーバンタム級ユース王者津川龍也(21=ミツキ)をパートナーとして呼び、14日からスパーリングを始めたという。

井上は今年3月、同級ユース王者石川春樹(RK蒲田)に挑戦し、7回TKO撃破で王座奪取に成功した津川の試合を直接視察。大橋秀行会長(57)に自らスパーリング相手として呼ぶことをお願いしていた。

津川とのスパーリングに取り組んだ井上の姿に、大橋会長は「井上尚弥のスピード、タイミング、パワー全開でした」と報告した。

また津川とともに世界王座挑戦経験もあるフェザー級のフィリピン人ジェネシス・セルバニア(30=カシミ)も練習パートナーとして呼び、実戦練習を積んでいる。