プロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級15位の元K-1同級王者武居由樹(26=大橋)が古巣との合同合宿で心身のボルテージを上げた。8月26日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル91大会で東洋太平洋同級王者ペテ・アポリナル(フィリピン)に挑戦する。ボクシング転向後初のタイトル挑戦に備えて現在、K-1時代の所属先となるパワー・オブ・ドリームジム勢と一緒に千葉県内で合同合宿中。28日に打ち上げる予定で、キック時代の後輩とともに取り組む練習で刺激を受けている様子だ。

世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー同行で、日本フライ級12位桑原拓(27)、8月26日の同じ興行でプロ2戦目を控える史上初の高校8冠を成し遂げたアマ10冠ボクサー今永虎雅(22=ともに)とともに下半身強化のトレーニングを続けている。王者アポリナルはフェザー級から階級を下げ、体格が大きい。K-1時代に海外選手との対戦は多く経験している武居だが、フィリピン人選手と拳を交えるのは初めてとなるだけにフィジカル面の強化は大きなポイントになりそうだ。

真夏の王座挑戦となるが、武居自ら「夏の武居は強い。自信はあります」と“夏男”を自称。猛暑の千葉県内でも順調なメニューを消化している。