史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサー今永虎雅(23=大橋)がプロデビューから約2カ月で2戦目に臨む。

26日、東京・後楽園ホールのフェニックスバトル91大会で、ジョン・ローレンス・オルドニオ(25=フィリピン)とのライト級6回戦を控える。25日には都内で前日計量に出席し、リミット(61・2キロ)よりも200グラム少ない61・0キロでクリア。オルドニオは60・6キロでパスした。

今年6月29日の浜崎隆広(仲里)戦で2回KO勝ちの上々プロデビューを果たした翌日から走り込み合宿に参加するなど、意欲満々の今永は「プロなので試合を組んでもらえるのはありがたいこと。試合間隔は全然、大丈夫です」と涼しい表情を浮かべた。対戦相手のオルドニオは左右のパンチをフック気味に繰り出して攻めるファイタータイプとされる。今永は「自分はスピードや距離感、技術は負けていないと思うのでかき回したい。相手は打たれ強く、KO負けがないと聞いている。チャンスがあれば狙っていきたい」と視線を鋭くしていた。