フィニッシュホールドは片羽絞め-。

柔道経験者たちによる「柔道ジャケットマッチ」が6人タッグで行われ、実業団で全国大会出場経験があり、2段の資格を持つ舞華が、妃南から一本を奪い、勝利した。

岩谷麻優、羽南と組み、妃南、MIRAI、林下組と対戦。投げたら1ポイントの5ポイント先取、または絞め技一本で勝利のルール。小学生で柔道を始めて約15年。スターダムの中で1番実績があると自負する舞華は試合前には「私1人で大丈夫」と余裕の表情でリングに上がり、期待通りの結果で応えた。

柔道着をファンの前で見せるのは初めてだという。いつも以上に険しい表情で登場すると、いきなり強烈な投げで先手を奪った。その後は「スキを突かれた」と逆に投げられ1回転。「詩美を投げられて良かったけど、投げられたのはちょっと悔しいですね。調子乗っちゃったかな」。

リーダーシップも発揮した。「岩谷、あと一本取られたら負けるぞ」とハッパをかけ、羽南にはリング下から的確な指示を出した。最後は「プロレスでもよく使う」という片羽絞めで一本。「当然の結果ですね」と貫禄の表情で語った舞華。柔道だけは絶対に誰にも負けない。【松熊洋介】