前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(29=ワタナベ)が再起戦を飾った。

ローランド・ジェイ・ビエンディーマ(27=フィリピン)とのフライ級10回戦に臨み、3-0(100-90×3)のフルマーク判定勝利。昨年11月、寺地拳四朗(31=BMB)とのWBAスーパー、WBC世界同級王座統一戦に敗れて以来、約6カ月ぶりの再起戦を飾った。

京口は「今日テーマにした勝つことはできたが、中盤以降、ダラダラと考えながらやってしまった。フラストレーションがたまってしまったと思う。豪快なKOを見せたかったが、拳痛めた。それは言い訳。勝っただけで課題の残る試合だった。右拳を痛めて左拳も痛めてしまった。17戦にして初めてぐらいの痛みだった。やっぱりKOしたかった」と振り返った。

今年1月に結婚した元インフルエンサー「あきまっくす」こと亜希夫人(33)特製の鶏雑炊で減量で疲れた肉体を回復。アスリートフードマイスター3級の資格を取得している同夫人の食事面のサポートを受けつつ、フライ級初戦に備えて体重面のデータを取得。ミニマム級、ライトフライ級に続く世界3階級制覇に向けた準備を進めている。結婚後初試合を白星で飾り、世界3階級制覇に向けて弾みをつけた京口は「勝ってリングに残れたのでサポートしてくれた妻には感謝したい。プロ初黒星を喫し、勝ち続けることが人生ではない。さらに立ち上がって勝てることがあると思う」と口にした。