日本女子勢タッグ「カブキウォリアーズ」ことアスカ、カイリ・セイン組が1392日ぶりにWWE女子タッグ王座に返り咲いた。王者ケイデン・カーター、カタナ・チャンス組に挑み、9分2秒、セインがインセインエルボーでカーターを仕留め、3カウントを奪ってみせた。

パワフルなカーターの場外スプラッシュなどでアスカ、セインともに吹っ飛ばされたものの、好連係で局面を打開。サンドイッチ式でアスカのキック、セインのエルボーでカーターを挟み打ちし、さらにセインが裏拳で打ち続けて試合を優位に進めた。セインによる1回目のインセインエルボーはカーターの膝の剣山で失敗。さらにアスカもカーターの変形シスター・アビゲイルで顔面からマットにたたきつけられたが、場外でセインがチャンスを解説席にたたき付けてダメージを与えると、孤立したカーターに対し、アスカがキック攻撃で動きを止めて捕獲。そこにセインがトドメのインセインエルボーでカーターをマットに沈めた。

20年4月4日、レッスルマニア36大会でアレクサ・ブリス、ニッキー・クロス組に敗れて王座陥落して以来、1392日ぶりのWWE女子タッグ王座返り咲きを果たしたアスカ、セインの2人は、ともに行動するユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のWWE女子王者イヨ・スカイ、ダコタ・カイ、ベイリーのもとに合流。花道で「ヨッシャー」と叫びながら、タッグ王座ベルトを掲げて「カブキウォリーアーズ」の完全復活を印象づけた。これでイヨ・スカイ、アスカ、カイリ・セインと日本女子勢が全員同時にシングル王座、タッグ王座を保持する瞬間を迎えた。

なお同興行はABEMAで放送された。