無敗の格闘家でWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26=帝拳)が前世界王者を撃破した。前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)との119ポンド(約53・9キロ)契約体重10回戦に臨み、3-0で判定勝ちした。
主な一問一答は以下の通り。
-ダメージはあったか
那須川 1ラウンド目、6か7ラウンド目の一瞬でという感じ。連打を食らったけど、しっかり覚えている。相手がラッシュしてきたところもラッシュさせようとできたし、自分は案外打たれ強いなと。
-もうちょっとでダウンのシーンもあった
那須川 一瞬パーンって抜けた感じ。ここに来て、メイウェザー戦が生きた。ずっと左のフックを警戒していた。ストレートだったので、聞いてねえよと。予想外のことがあったので。何が来ても大丈夫なようにしないと、と思わされた。
-インターバル中に座ることもあった
那須川 流れですね。スパーリング中も、座る練習もしていたので。最後はずっと立ってたのでトレーナーに怒られたんですけど。
-採点のポイントは圧勝だったが試合中の感触は
那須川 ポイント的には1ラウンド目にああいうことがあったので、取られたなと。立て直せた。真面目にやろうとしすぎちゃった。遊び心が試合中に出てきた。ポイントをしっかり取れてるなと思うことができた。
-試合後は武居由樹もリングに呼んだ。武居と戦う、ベルトを取る、外国人と戦う、何を重視しているか
那須川 まずはベルトを取らなきゃ。そのあとに武居選手と戦って、両方のベルトをかけられれば。
-その前に日本人と戦うということか
那須川 日本人だと思いますね。それがどういう流れになるかは分からない。今回で何試合分も経験させていただいたので、強くなるだけ。
-モロニーがジャッジに不平を口にしていた
那須川 僕は全然、取っているという感じがありましたね。KOは大事だけど倒すだけじゃない。当ててるのは僕だし。ポイントを取られたなという焦りはそんなになかった。皆さん逆にどうですか?
-モロニーは98-92という判定に不満があった
那須川 いろいろな見方ですよね。判定も3人いるので、いろいろ変わるので。お互いにジャッジに委ねないのが大事。僕はポイント取るのうまいので、そこで取っていったのかなと。
-モロニーがサウスポー対策をしてきた
那須川 もともと自分は距離を取って戦う作戦だった。相手に追いつかせないのが自分のボクシング、今回のテーマだった。相手も打ち合ってくるし、たぶんやることないと思ったけど、やっちゃいましたよね。バーンともらって、引くわけにいかないというのが出てきて。初めて打ち合いをした。打ち負けることもなかったし、最後押し返して、自分を一人の男にしてくれたなと。
-武居と比較されるが、手応えは
那須川 印象が悪い部分もあった。今後は改善しなきゃいけない部分もありつつ、自分の型というか手段は分かった。モロニーに効かせることもできたし。ボクシングおもしれーって感じた。まだまだ成長できる。

