WBC世界ミニマム級タイトルマッチは11日にゴング。10日の計量は同級10位・井岡一翔(21=井岡)がリミットちょうど、王者オーレドン(25=タイ)が300グラムアンダーで一発パスした。

 オーレドンが「吉牛」で生き返った。計量を47・3キロで一発クリアすると、牛丼2杯と豚汁をかき込んだ。「日本に来るたびに食べている。吉野家を食べると王者になれる。スポンサーになってくれませんかね?」。前日までは出なかった笑みを浮かべて上機嫌。昨年3月に黒木健孝(ヤマグチ土浦)を下した際は「独身」だったが「実は去年の2月に結婚してました。妻は妊娠5カ月目。内緒にしてました。家族を助けなきゃいけないし、必ずベルトをタイへ持ち帰ります」と気合十分だった。