大相撲の大関貴景勝(23=千賀ノ浦)が23日、東京・千代田区のカルビー本社で、自身が6月からPR大使を務めているカルビーから感謝状を贈呈された。同社は6月中旬の「ポテトチップスうすしお味」リニューアル発売にあたり、「相撲に取り組む真摯(しんし)な姿勢や、王道的な相撲スタイル」から“おいしさ、真っ向”をキーワードにして貴景勝を同月からPR大使として起用していた。感謝状はじゃがいもを原料につくられており、その感謝状を試食した貴景勝は「めちゃくちゃおいしい」と笑みをこぼした。

貴景勝が同社の「ポテトチップス」で好きな味は「しょうゆマヨ」。来年1月20日に期間限定で発売される「令和のだししお味」を試食すると「(兵庫・芦屋市出身で)関西だと『関西だししょうゆ味』があって、それに似ている。塩の味が効いていておいしい」と絶賛した。

感謝状贈呈後は「社内巡業」として同社内を見学し、同社社員から万雷の拍手を浴びた。高校在学中の18歳で角界に飛び込んだ貴景勝は「相撲界で生きているので、なかなか会社内を見る経験はない。ありがたいこと」と、貴重な機会に感謝した。

大関在位4場所目となる来年1月の初場所(12日初日、東京・両国国技館)まで3週間を切った。次代の横綱として期待される23歳は「2回目の優勝をすることが次につながる。優勝しないと始まらない」と、2度目の賜杯に照準を合わせた。