日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が4日、電話取材に応じ、初場所(10日初日、東京・両国国技館)を予定通りに開催する方針であることを明かした。この日、執行部による定例会議が行われたといい「今のところ中止とか無観客とかそういうようなことは何もない」と明言した。現時点で政府や東京都から協会に対して要請はないといい、初場所の延期についても「それは考えていない。話は出ていない」と否定した。

定例会議の内容については「現状のリスクはどこなのかという説明があった。これからこんな状況になるだとか、飲食はどうしてもマスクを外して、話すことで飛沫が飛んでリスクがあるという内容」と説明。本場所開催時に起こり得るリスクなどについて話し合うなど、開催準備を進めている。

開催方法に変更があった場合などは臨時理事会を開くというが、現時点で日程などは決まっていない。芝田山広報部長は「粛々と初場所開催に向けて進んでいく。ただ途中で(政府から)方針が出たら、それにどういう風に対応していくか考えていく。どんな緊急事態宣言の内容になるのか、これから注視していかないといけない」と柔軟な構えを見せた。