日本相撲協会審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)が、大関正代を破って10勝目を挙げた関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)について、3月の春場所で大関とりが懸かるとの認識を示した。

錦戸副部長は「終わってみないことには分からないけど(休場した貴景勝以外の)大関陣には勝っている。(4敗した取組も)悪い負けじゃない。いい勝ち方をしている」と評価し「来場所が楽しみ」と続けた。今場所を大関とりの足固めとして、来場所は4年ぶりの大関復帰に挑戦するとの見解を示した。

大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」。照ノ富士は東前頭筆頭だった昨年秋場所で8勝、返り三役の同年11月場所で優勝同点の13勝を挙げ、今場所の成績次第では一気に大関を射止める可能性もあった。