かど番の大関正代(29=時津風)が、東前頭筆頭若隆景に寄り切られ、連勝発進を逃した。若隆景の低い当たりを受け、相手得意の右おっつけを攻略することができずに後手に回った。後退した土俵際で右差しを許し、寄り切られた。物言いがついたが、軍配通りとなった。

立ち合いの踏み込みについては「押し込むことができた」と感触があった。しかし、「その後に自分の形になることができなかった。いろいろとバタバタしてしまった」と攻めきれなかったことを反省した。若隆景のおっつけは警戒していたが「動きの中で差せると思ったけど厳しかった」と想定外の強さだった。