日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、入間川親方(64=元関脇栃司)が4月に65歳の定年を迎えるに伴い、同親方が師匠を務める入間川部屋(さいたま市中央区)を、部屋付きの雷(いかずち)親方(44=元小結垣添)が2月1日付で継承し、名称も雷部屋に変更することを承認した。

雷親方は、12年4月の現役引退後、部屋付き親方として同じ出羽海一門の藤島部屋(元大関武双山)、武蔵川部屋(元横綱武蔵丸)に所属していたが、20年9月に入間川部屋に転籍していた。名称としての「雷部屋」は62年ぶりの復活となる。

同部屋には、他に部屋付きとして若藤親方(51=元前頭皇司)と幕下以下に7人の力士養成員、行司と床山が各1人、所属している。このうち若藤親方は2月1日付で木瀬部屋へ転属する。

この他、この日の理事会では以下のことが決定、承認された。

【年寄名跡襲名】

1月26日付で年寄音羽山(38=尾上、元前頭天鎧鵬)の年寄佐ノ山襲名。

【横綱審議委員会(横審)委員委嘱】

大島理森氏(前衆議院議長)と上原茂氏(大正製薬代表取締役社長)を1月26日付で横審委員に委嘱。

【相撲博物館】館長の石山五郎氏(元横綱三重ノ海)が2月3日付で退任。八角理事長(元横綱北勝海)が館長代行に。

【日程変更】

24年春場所の前売り開始を同年2月3日から10日に変更。