引退後はピアニストに?大相撲の春巡業が29日、神奈川・川崎市とどろきアリーナで行われ、地元出身の十両友風(28=二所ノ関)が現役引退後に温めている“仰天プラン”を発表してファンを楽しませた。

稽古後のトークショーには関脇の霧馬山、平幕の宇良とともに参加。小さい頃の夢についての質問では小学校時代から習っているピアノについて触れ、「こんなに大きな体のピアニストはいないので相撲をやるしかなかったけど、力士を引退したらピアニストを目指します」と宣言した。

小学生からピアノを習い母校の運動会で使う音楽を作曲。今も母校で使われるほど慣れ親しまれている。高校までの10年間にわたり培った実力は、相撲を取るか、音大に進むかで迷ったほどだったと言われている。「お相撲さんは格好良いなと思った」と日体大卒業後に角界入りを決意。4年ぶりに開催された地元巡業で明かしたように、自分を育ててくれたピアノへの思いは今もずっと変わらないようだ。【平山連】