大相撲の床山で、12月25日付の昇進が決まった床隆(とこりゅう、39=境川)と床旭美(とこあみ、37=伊勢ケ浜)が、喜びの言葉を口にした。30日、「隠岐の海引退君ケ浜襲名披露大相撲」のため東京・両国国技館に出勤。東西の支度部屋で、関取衆のまげを結った。2人とも三等床山から二等床山に昇格する。床山にとって、二等以上が「資格者」。相撲界では、一人前を意味する節目の昇進になる。給料や巡業での日当など、待遇がより良くなる。

妙義龍の大銀杏(おおいちょう)を担当している床隆は「まだあまり実感はありませんが、頑張ってきたかいがあります」とコメント。妙義龍から祝福されたという。

照ノ富士、宝富士、熱海富士の大銀杏を結っている床旭美は「資格者に上がることで、より一層真面目に取り組まないといけません」と気を引き締めていた。