大関貴景勝(27=常盤山)が初場所4日目の17日、「頸椎(けいつい)症性神経根症により今後2週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、2日目の熱海富士戦後に首の状態が悪化した。右腕に力が入らない状態だと言い、「今朝本人と話したら『休場させてください』と連絡がありました」と説明した。

続けて同親方は「無理をさせたくない。再出場はありません」と明言。「本人からできないと言ってきたわけだから相当痛いはず」とおもんぱかり、「一生懸命にやってきたから。体が一番大事。ゆっくり治すように集中して休ませてあげたい」と話した。貴景勝の休場は昨年7月の名古屋場所以来で11度目。これにより4日目の新小結宇良の不戦勝となった。貴景勝はこのまま再出場せず負け越すと、3月の春場所は8度目のかど番となる。