大関同士が激しい火花を散らした。大相撲の二所ノ関一門の連合稽古が4日、大阪市の芝田山部屋で行われ、新大関琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)と一門外から参加した大関霧島(27=陸奥)が連続11番相撲を取った。霧島8勝、琴ノ若3勝と、注目の大関対決は霧島が優勢で終えた。

1月の初場所後、稽古を2週間以上休んだという霧島は「相撲を取るスタミナがまだまだ」と口にするも、春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて復調の兆しを見せた。まずは大の里や玉鷲、王鵬らを次々と指名し、最後に琴ノ若との三番稽古。本人はまだまだ納得いっていない様子だったが、15勝4敗と実力を存分に示した。「良い稽古になった。体がよく動くようになってきている」と手応えを口にした。

一方の琴ノ若は「負けても攻めてる相撲はあった。そこを勝ちにつなげていけるように、場所までもっていければ」と話した。【平山連】