日本相撲協会は、横綱照ノ富士(33=伊勢ケ浜)の現役引退を発表した。この日の理事会で引退と、年寄「照ノ富士」を承認した。音羽山親方(39=元横綱鶴竜)が取材に応じ、引退した横綱をねぎらった。

慢性的な両膝痛や持病の糖尿病に苦しみながら10度優勝した横綱へ「いろいろなケガがある中で、出たときには結果を出したのは素晴らしい」とたたえた。ケガによって「心が折れてもいいくらい」だったが、「乗り越えて戻ってきて、横綱まで上がった。なかなかできない。ふつうはやめていく。よく耐え抜いた」と、精神力に敬意を表した。

今後は伊勢ケ浜部屋で部屋付き親方として、後進の指導にあたる。ケガで大関から序二段まで転落し、横綱まで駆け上った経験を生かすことを願い「これからの指導に必ず役に立つ。照ノ富士みたいな雰囲気を持った力士を育ててほしい」とエールを送った。【飯岡大暉】

【写真特集】照ノ富士、波瀾万丈の土俵人生>>