モンゴル出身の横綱豊昇龍(立浪)が日本国籍取得の準備に入っていることが22日、分かった。師匠の立浪親方(元小結旭豊)によると、大関昇進を果たす前から将来的に指導者になる希望を持っていたという。

日本相撲協会の内規により、現役引退後も親方に残るためには条件がある。

◆親方になるには 日本国籍を保有し(1)最高位が小結以上(2)幕内通算20場所以上(3)関取通算30場所以上、のいずれかの条件を原則的に満たさなければならない。

豊昇龍の場合、すでに横綱であるため、日本国籍さえ取得すれば条件はクリアできる。

日本国籍取得の手続きには年単位の時間がかかるため、豊昇龍はまだ25歳ながら早めに動き出したとみられる。

親方になるためには「年寄名跡」を取得しなければならないが、横綱は引退後5年、大関は3年に限り、現役時のしこ名で年寄として協会に残れる。

年寄を襲名して新たに部屋を興したり、継承したりする場合には、また別の条件があるが、豊昇龍は横綱のため国籍さえ取得して年寄になれれば障害はない。

豊昇龍のおじの横綱朝青龍は、暴力問題がきっかけとなり2010年初場所後に引退。日本国籍を取得していなかったこともあり、協会には残れなかった。