歴代最多45度の優勝を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40)が、日本相撲協会を退職する運びとなった。日本相撲協会は2日、都内で臨時理事会を開いて、昨年4月から閉鎖になっている宮城野部屋、宮城野親方が提出している退職届を、受理した。
平成の時代を沸かせた大横綱が、また1人角界を去る。2018年9月の元貴乃花以来の元横綱の退職。平成に入ってから、元横綱の退職が続く。平成以降に横綱に昇進した横綱13人のうち、豊昇龍と大の里をのぞく11人が引退。11人のうち、曙、若乃花、朝青龍、日馬富士、貴乃花、白鵬と6人が退職する。
若乃花は00年春場所中に引退。同年12月に退職し、アメリカンフットボールに挑戦したり、テレビタレントとして活躍している。曙は格闘技のK-1に転向、2003年11月に退職。昨年4月、54歳の若さで死去した。25回優勝の朝青龍も10年初場所中に暴力問題を起こし、横綱審議委員会から引退勧告されるなど、引退に追い込まれ、協会を去った。
貴乃花は引退後に部屋を設立。協会でも理事として審判部長、巡業部長など要職を歴任した。だが、17年10月に弟子の貴ノ岩が日馬富士から暴行を受けた事件が勃発。協会との対立が深まり、18年10月に退職した。日馬富士もその事件の責任を取って17年11月に現役引退。日本国籍を取得しておらず、協会の規定で親方になれず、退職した。
今回の元横綱白鵬の宮城野親方の退職で、平成以降の横綱経験者で協会に残っているのは、伊勢ケ浜親方(元旭富士)、武蔵川親方(武蔵丸)、音羽山親方(鶴竜)、二所ノ関親方(稀勢の里)、照ノ富士親方(照ノ富士)の5人となる。

