日本相撲協会は30日、大相撲名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ)の新番付を発表した。
先場所、十両で2場所連続優勝を飾った草野(24=伊勢ケ浜)、12勝した若碇改め藤ノ川(20=伊勢ノ海)、11勝した琴栄峰(21=佐渡ケ嶽)の3人が、新入幕を果たした。
日大で学生横綱に輝いた草野は、幕下最下位格付け出しから、昨年夏場所で初土俵を踏んで以来、負け越しなし、所要7場所で昇進を決めた。元横綱旭富士の先代師匠の定年に伴い、今月9日から代替わりした元横綱照ノ富士の現師匠体制としては、最初の新入幕力士となった。先場所までは、スピード出世に髪の伸びが追いつかず、ざんばら髪だったが、今場所から、ちょんまげを結うかどうかも注目される。
20歳藤ノ川は、21歳の伯桜鵬を抜いて、幕内で現役最年少となった。関取衆最年長、現在40歳の玉鷲の半分。京都府出身の新入幕は、父の大碇(現甲山親方)が昇進した98年九州場所以来、27年ぶり戦後4人目となった。
琴栄峰は、兄の前頭琴勝峰に次いで、兄弟幕内力士誕生となった。幕内後半戦を沸かせる兄の若元春、弟の若隆景と同様に、兄弟同時幕内力士となった。
再入幕は2人。先場所、10年ぶりに十両に転落した御嶽海は、1場所で復帰した。英乃海は、22年初場所以来、3年半ぶりの幕内復帰となった。こちらも若元春&若隆景、琴勝峰&琴栄峰と同様、弟の翔猿とともに、再び兄弟同時幕内力士となった。今場所は実に、3組の兄弟が幕内に在籍することになった。
一方で十両に転落したのは5人だった。中卒たたき上げの同期で仲の良い、34歳の錦木と竜電は、東西の十両筆頭となった。幕内に定着していた湘南乃海は、2年ぶりの十両転落。玉正鳳は先場所、2度目の幕内でも初の勝ち越しとはならなかった。先場所が新入幕だった栃大海も、壁にはね返された格好となった。
新入幕から2場所連続で11勝を挙げた安青錦は、先場所の東前頭9枚目から、東前頭筆頭まで大きく番付を上げた。来場所の新三役昇進を懸けた場所となる。先場所、9日目に早々と勝ち越し、上位や好調力士との対戦が組まれて10日目以降は全敗だった伯桜鵬は、8勝7敗ながら対戦相手も加味された格好で3枚番付を上げた。自己最高位を更新する東前頭4枚目に名を連ねた。
すでに発表されていた十両昇進は2人。大辻、荒篤山は、ともに再十両で、昨年春場所以来、8場所ぶりに新十両はいなかった。

