第9回AKB48選抜総選挙(17日開票)の速報結果が5月31日に発表され、3連覇を狙う大本命のHKT48/STU48指原莉乃(24)が、まさかの3位スタートとなった。昨年2位のAKB48渡辺麻友(23)も4位。1位は新潟のNGT48荻野由佳(18)が、速報史上初の5万超えの5万5061票で躍り出た。

 指原はまさかの3位だ。気掛かりなのは3万2340の票数。連覇した昨年の4万1127票、一昨年の3万8151票、2位に落ちた3年前の3万7582票にも届かなかった。不安がよぎる速報結果となった。

 いやがおうにも、過去の苦い記憶がよみがえる。初制覇の翌14年は、世間の圧勝予想にファンが油断。指原のHKT48の後輩にも票が流れてしまい、渡辺麻に逆転負けの2位だった。だからこそ、今年はラスト総選挙と公言して「3連覇でフィナーレしたい」と、気を緩めずにいる。

 速報発表直後には、ネットの生配信番組にサプライズで現れた。速報圏外だった後輩松岡はな(17)を気遣い、スタジオに駆けつけた。松岡の悔し泣きにもらい泣きする中、番組の司会者から自身の結果についてコメントを求められかけると、「あっ、私の話はしないで、私はすぐに帰るので。はなちゃんのためだけに来たので、お邪魔しました」と、そそくさと退場した。司会者は「意味深い登場でした。みんなは指原さんのコメントを待っていたのですが…」と困惑した。

 ツイッターでは「今日も今くら(日テレ系『今夜くらべてみました』)の収録で女の悪口を言いまくって楽屋に戻って速報結果を見ていたら。。3位!!!! 女のSNSの悪口言ってる場合じゃない! やばい!!! 携帯から最大11票簡単に投票できますので、興味のある方は是非、応援よろしくおねがいします!」とつぶやいた。

 もっとも、昨年は史上初の20万票超えの24万3011票を獲得した“AKB48総選挙の申し子”だ。勝負はここからだ。【瀬津真也】