今日17日に沖縄県豊見城(とみぐすく)市の屋外で開催予定だった「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベントとコンサートが、悪天候のため中止することが16日、発表された。梅雨前線の影響で雷雨の可能性もあり、観客の安全を優先した。

 開票イベントは開催中止も、那覇空港には全国各地から続々とファンらが降り立った。名古屋や京都から来て知人たちと待ち合わせをしているという指原莉乃のファンは「開催が発表された時点で覚悟はしていました。怒りというよりも、なぜ、この時期に沖縄なんだという、あきれる気持ちの方が大きいです」と苦笑い。「(14年の)大雨の味の素スタジアムの経験が生かし切れていない。来年からは屋根のある会場でお願いしたいです」と話した。17日は、昼間は沖縄観光して、夜は仲間たちとテレビのある居酒屋を探してオリオンビールを飲みながら観賞するという。

 一方、今年、初ランクインを目指すメンバーのファンらは、複雑な思いだ。HKT48の田中菜津美の選挙対策本部を主催するグループは、「初ランクインさせてあげようと1年間やってきました。ランクインできるかどうかは分かりませんが、やれることはやってきました」とし、「晴れ舞台で満員のファンの前で名前を呼ばれる経験をさせてあげたかった。何で梅雨時の沖縄に会場を決めたのか…」と落胆した様子で語った。【上岡豊】