広島、岡山、兵庫など瀬戸内近県の7県を拠点に活動を始めたSTU48が、アイドルの祭典に初出場した。

 瀧野由美子(19)ら1期生に加え、HKT48と兼任の指原莉乃(24)AKB48兼任でキャプテンの岡田奈々(19)も加わったフルメンバー。この日のために用意した、青と白のマリンルック風な新衣装で登場すると、ファンから大歓声が起きた。

 これが東京での初ステージだった。元NMB48薮下柊さんの妹楓(ふう=16)は、「東京での初パフォーマンスなので、ぶちかましていこうかな」と威勢よく言い放ち、指原も「お姉さんみたいな根性を感じる」と驚いていた。福田朱里(18)は「瀬戸内の風を届けようと、瀬戸内産のシャンプーを使って来ました!」と髪をなびかせると、ファンがにおいをかぐしぐさを見せ、指原がノリノリで「いいよ~みんな、きもいよ! 仕上がってるよ!」とファンをいじっていた。

 イベントでは岩田陽菜(14)がうれしい発表を行った。「初の瀬戸内7県ツアーが決定しました! 9月29日の徳島を皮切りに、瀬戸内7県を回ります」。徳島の後は10月21日に徳島、27日に愛媛、28日に香川、11月11日に兵庫、24日に山口、25日に広島で、それぞれコンサートを行う。11月にはCDデビューを控えており、夏から秋にかけて活動が活発化しそうだ。

 ステージでは、オリジナル曲「瀬戸内の声」や、AKB48の代表曲「言い訳Maybe」など7曲を披露した。ほとんどの曲でセンターを務めた瀧野は「ポニーテールとシュシュ」を間違えて「ポニーテールをシュシュ」と紹介するなど、エースながら「ぽんこつ」ぶりもかいま見せ、ファンの笑いを誘った。

 7曲目「大声ダイヤモンド」が最後の曲と紹介されると、ファンからは残念がる声も上がった。岡田は「今来たばかりだと思いますが、そう感じた方はぜひツアーに足を運んでください!」とPRしていた。