SKE48が5日、名古屋のSKE48劇場で劇場デビュー9周年公演を行い、研究生メンバー7人が正規メンバーに昇格することが発表された。

 アンコールで、湯浅洋劇場支配人がスーツ姿で登場し、昇格メンバーを読み上げた。井上瑠夏(16)北川愛乃(よしの=16)野村実代(14)がチームSに、片岡成美(14)矢作有紀奈(22)がチームK2に、相川暖花(13)佐藤佳穂(20)がチームEに、それぞれ移籍する。チームの先輩に抱きつかれたり、驚きのあまり倒れ込むメンバーも現れた。

 昨年デビューの8期生ながら、8月発売のシングル「意外にマンゴー」で選抜入りも果たしている矢作は、「振り覚えが悪くて、ダンスが下手で、一生昇格できないと思ってました。分からないところで、成長できていたのかなと思うとうれしい。これからチームK2で頑張っていきたい」と涙ながらに誓った。

 この1年で劇場公演出演回数が1位だった片岡は「昨日、公演回数が1位と発表されて、今日は何もいいことがないと思っていたので、うれしい」と笑わせた。

 佐藤佳のチームE昇格が発表されると、チームK2の内山命(21)は「(チームに)欲しかった…。複雑な心境やわ~」と本音を明かした。佐藤佳は大学で理系の学部に通うリケジョ(理系女子)で、学業と両立させながら昇格をつかんだ。「アンダー(代役)のデビューが遅くなり、学業との両立が不安な時期もあり、昇格できないだろうなと思っていました。今、勢いのあるチームEさんに呼んでいただけてうれしい。負けないように追い越していきたい」と決意を語った。

 また11月12日に名古屋センチュリーホールでの単独コンサート開催と、東海地区を中心に展開する飲食チェーンのサガミチェーンとのタイアップ企画が始まることも、あわせて発表された。