台湾・台北市に発足したAKB48の海外姉妹グループAKB48チームTPが26日、同市内でお披露目イベントを行った。

台湾の姉妹グループは当初、TPE48としてオーディションを行ったが、運営会社との契約終了により、新たな会社とライセンス契約を結び、グループ名を変更して再出発していた。

お披露目されたのは、AKB48から移籍した阿部マリア(22)や、TPE48のオーディションに合格した45人のうち、契約に至った平均年齢17・4歳の35人。正規メンバーは「台湾のまゆゆ」の異名を持つ邱品涵(18)や、日本人の母を持つ本田柚萱(12)らが12人選ばれた。福岡出身の小山美玲(16)、台北市の大学に通う留学生の藤井麻由(19)は、研究生としてのスタートになる。

この日のイベントでは「会いたかった」をはじめ、「ヘビーローテーション」「恋するフォーチュンクッキー」「桜の花びらたち」と、AKB48の代表曲4曲を披露した。阿部は、「昨年11月にAKB48としての最後の劇場公演を終えてから、今までずっと歌いたくて、踊りたくて、たまりませんでした。この半年間でメンバーともコミュニケーションを交わせるようにもなり、準備万端、いざ出陣という気持ちで、期待してくださった皆さんと、チームTPの始まりを楽しみたい」とコメント。邱も「私たちチームTPは、夢に向かって成長し続けます」と宣言した。

グループは今後、CDデビューや劇場公演を目指して活動していく。また運営責任者には、台湾のレコード大賞に当たる「金曲賞」の審査委員長を務めた音楽プロデューサーの陳子鴻氏の就任が決まった。陳氏は「なるべく早くCDをリリースしたい」と話しており、今後はチームTPオリジナル楽曲が誕生する可能性もありそうだ。