SKE48矢作有紀奈(23)が5日、グループの公式サイトで、10月いっぱいでのグループ卒業を発表した。

埼玉県出身の矢作は、関東の大学の歯学科に通う「リケジョ」で、昨年は湯浅洋劇場支配人と相談の上、学校を休学して名古屋でアイドル活動に専念した。「実は1年ほど前から休学するか復学するかで悩み、両立は難しいと判断した私は支配人である湯浅さんに何度か辞退を相談していました。でも、何度も引き止めて下さり、両立してみてダメだったらその時は卒業しようと提案して下さったのでここまで両立を頑張ることができました」(原文まま)。持ち前の頑張りが認められ、シングル曲「意外にマンゴー」では、8期生では一番乗りで選抜入りした。

逆に今年度から復学し、アイドルとしての活動を制限していた。「公演にも全く出演せず、握手会やコンサートのみの出演ということに対して次第に自分の存在価値に疑問を持つようになりました。そしてメンバーやファンの皆さんへの申し訳なさ、また両立の忙しさに心身共に限界を感じてしまいました」と決断の理由を明かした。今後は歯科医になる夢を追うことになりそうだ。

卒業公演などの予定は発表されておらず、27日に仙台で行われる握手会が、最後の握手会出席となる。「SKE48のメンバーに選んで頂いたこと、選抜に選んで頂いたこと、正規メンバーに昇格させて頂いたこと、総選挙の速報にランクインさせて頂いたこと、これまで皆さんと一緒に歩んできた道は一生忘れません。本当にありがとうございました」と感謝をつづった。

矢作は16年に8期生としてSKE48に加入した。妹の矢作萌夏(16)はAKB48に所属している。