NGT48が18日、新潟・NGT48劇場で新公演「夢を死なせるわけにいかない」をスタートさせた。

元メンバーの山口真帆(23)をめぐる暴行事件の余波で、約3カ月ぶりの本拠地での公演となった。この日は、正規メンバー(1期生)の16人が出演。開演前には早川麻依子劇場支配人が登壇し、あいさつした。

早川氏は「こうして今日の日を迎えられたのは、日頃から応援してくださるファンの皆さんのおかげです。劇場公演を再開させていただきますが、これが再スタートだとは私たちは思っておりません。新潟の皆さまやファンの皆さまに心から応援していただいてからが真のスタートだと考えております」と“マイナス”からのスタートであることを強調。「まだまだ時間はかかると思いますが、NGT48が新潟にあってよかったと、1人でも多くの方に思っていただけるように、メンバー、スタッフ一同、頑張っていこうと思います」と決意を語った。

「夢を死なせるわけにいかない」公演は、07年に当時AKB48チームA、チームKによる合同チーム「ひまわり組」による公演で、前田敦子、大島優子らが出演していた公演。太野彩香(22)は「タイトルは、今の私たちの気持ちを表していると思います」。中井りか(21)は「このステージに戻ってこられたのは、待っていてくれたファンの皆さんやスタッフさんのおかげ。これから一緒に時を過ごしていきたい」と話した。

NGTは今月3日に、東京・お台場、青海エリアで行われるアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」にメンバー全員で出演し、事実上、活動を再開させている。

◆NGT48騒動の経緯

▼18年12月8日 山口真帆が新潟市の自宅前で2人組の男性ファンに暴行を受けたとして被害届を提出。

▼19年1月9日未明 山口がツイッターで告白。

▼同10日 新潟・NGT48劇場での3周年公演に山口も出演。

▼3月22日 AKSが第三者委員会の報告について新潟市内で会見。

▼同26日 地元冠ラジオ番組休止、広告契約なども3月末まで終了が相次ぐ。

▼4月21日 チームの千秋楽公演で山口が、菅原りこ、長谷川玲奈とともにグループ卒業を発表。

▼5月18日 山口らの卒業公演を開催。

▼同21日 加藤美南がSNSへの不適切投稿で研究生に降格。メンバーのSNS一時停止。

▼7月1日 AKSが新コーポレートサイトをオープン、今後の対応を発表。

▼同10日 AKSが、男性2人に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が新潟地裁で開かれる。

▼8月1日 メンバーのSNS再開。

▼同3日 TOKYO IDOL FESTIVALにメンバー全員で出演し実質的な活動再開。