松井珠理奈(24)自身がプロデュースを手掛けた昼公演では、「センチメンタルトレイン」など自らのセンター曲などだけではなく、後輩メンバーを中心に引き立てた。

中盤のソロコーナーでは、48グループの“レジェンド”たちのソロ曲を、若手メンバーが披露した。秋元才加の「虫のバラード」は、最年少メンバー林美澪(12)が堂々と歌い「手汗がやばかったです!」。

また、前田敦子の「君は僕だ」を江籠裕奈(21)が、高橋みなみの「愛しさのアクセル」は北川愛乃(20)が、大島優子の「泣きながら微笑んで」は野島樺乃(19)が、篠田麻里子がセンターの「プラスティックの唇」は野村実代(18)が披露。野村は珠理奈から「曲の最後にウインクして」とリクエストされたといい、「(披露した前方の席のファンに)これで皆さん実代推しですよね!」と笑顔を振りまいた。

板野友美に憧れて48グループが好きになったという井上瑠夏(19)は、「Dear J」を歌うなど、個性を引き出した。

またこの日は、会場の定員の50%未満となる3500人の観客というコロナ対策のもとで行われ、ファンは歓声ではなく、拍手やペンライトで“声援”を送った。珠理奈は「皆さんも叫びたかったり、グーッとこらえて心の中で叫んでくれているのが伝わってます。ありがとうございます!」と感謝していた。 

◆松井珠理奈(まつい・じゅりな)1997年(平9)3月8日、愛知県生まれ。愛称「じゅりな」。08年、SKE48の1期生として劇場デビュー。同年10月、AKB48のシングル「大声ダイヤモンド」で、当時11歳228日で選抜に抜てき。選抜回数はSKEで26回、AKBで42回。12~15年までAKB48チームKを兼任。13年じゃんけん大会優勝。選抜総選挙は第1回(09年)から19→10→14→9→6→4→5→3→3→1位。16年にTBS系「死幣-DEATH CASH-」で連ドラ初主演。趣味はプロレス、ダンス、料理、お菓子作り。163センチ。血液型B。