奈良市観光大使も務めるAKB48大西桃香(24)がこのほど、地元の酒造会社と組んで日本酒をプロデュースした。コロナ禍で売り上げが落ちる日本酒を盛り上げたいと、10月1日発売の純米吟醸酒「桃色の雫」を「地元酒造の日本酒を試飲して一番おいしいものを選んだ」とPRした。

大西はAKB48Team8の奈良県代表。Team4も兼任する。4年前の17年から奈良市観光大使を委嘱され、同市のPR活動にいそしむ。現在は「リニア新駅の誘致活動にも参加」する一方、日本酒のプロデュースにも取り組んできた。コロナ禍で地元の酒造会社が苦境に立たされている現状を知り「自分に出来ることはないか…」という思いが募ったのだという。

奈良県内には酒造会社が50軒近くある。その1つ1つを試飲して選んだのが梅乃宿酒造の日本酒だった。プロデュースにあたり、自ら酒造会社を訪ね「試作を重ねた」と振り返る。

大西は「庭に大きな梅の木があって雰囲気もすてきでした。酒蔵の名前の由来はこの梅の木から生まれたそうで、日本酒を使った梅酒も初めて手掛けた先駆者だったそうです」。さらに「私がプロデュースした『桃色の雫』は、梅乃宿さんの渾身(こんしん)の日本酒でとっても芳醇(ほうじゅん)でフルーティーな日本酒になりました。お酒の酒質は純米吟醸で、さまざまなお酒を試飲した結果、これがおいしい! と選んだものです。まだ、日本酒を飲んだことがなかった方や初めて飲む方に絶対にお薦めしたいです」。

また、大西のこだわりから、オリジナル木箱も制作。

「お酒のボトルは私のこだわりで日本酒ではとっても珍しいきれいなピンク色にしました。それに木箱にも私の写真がプリントされていてとてもかわいく仕上がっています」

12月16日から19日まで東京・秋葉原で開催される「TOKYO SAKE FESTIVAL2021」では発売記念のイベントも予定されている。大西は「イベントに参加することで、日本酒を盛り上げ、少しでも酒造に活気が戻ってきてくれたらうれしいです」。

発売は「TOKYO SAKE FESTIVAL2021」オンライン。価格は7700円。