NGT48荻野由佳(22)が30日、新潟市内の朱鷺メッセで卒業コンサート「私をアイドルにしてくれてありがとう」を行った。

グループでは18年に北原里英(30)が同所で卒業コンサートを行っているが、NGT48の生え抜きメンバーの卒業コンサートは初めて。オープニングで「初日」をソロで歌うと「今までのステージで一番緊張してました。でもステージに立ったら皆さん温かくて…。卒コンですが、最後まで皆さんと楽しい思い出作りたいです!」と呼びかけた。

中井りか(23)とは「おしべとめしべと夜の蝶々」をデュエット。「西荻」コンビとして盟友の西潟茉莉奈(26)と「思い出のほとんど」を歌うと、思わず涙ぐんだ。

17年の選抜総選挙で、前年は圏外(95位)だったのにもかかわらず、指原莉乃や渡辺麻友らを抑えて速報で1位に入り、一躍“シンデレラガール”となった。この日も、選抜曲の「#好きなんだ」や「センチメンタルトレイン」を披露したり、NGT加入前の「バイトAKB」時代にパフォーマンスしていた「ガラスのI LOVE YOU」など、自らの軌跡をたどる構成で魅了した。

ドラフトで指名した北原やAKB48柏木由紀(30)からビデオメッセージが送られると、アンコールでは好きな花の「ひまわり」をモチーフにしたイエローのドレスで登場。「里英さん、ゆきりんさん、私を指名してくれてありがとうございました。NGTじゃなかったらこんなに幸せなアイドル人生は歩めませんでした。新潟に来られたことが心から幸せだと感じました」と感謝しつつ、ファンにも「不器用で、何事も上手にこなせませんでしたが、どんな時もみなさんがそばにいてくれて支えてくださったから今の自分がいます。6年半、こんな私を応援してくれてありがとうございました」。17年の選抜総選挙本番のスピーチでも口にして、卒コンのタイトルにもなった「私をアイドルにしてくれてありがとう!」とさけんだ。

メンバーからは秋元康総合プロデューサーが荻野のために作詞した「私が一番言いたかったこと」をサプライズで披露されると、驚きの表情も見せた。「自転車に乗って、鳥にふんをかけられながら学校に通っていた高校2年生が、こうして卒業コンサートをさせていただくこと、感謝しています。何より6年半、支えてくれた家族のみんな! ここまで育ててくれて、サポートしてくれてありがとうございました。わがままで自分勝手な私でしたが、1番のファンでいてくれてありがとう!」とあいさつ。最後にメンバーにも「みんなのオンラインおしゃべり会にも参加しますので! ずっと近くで応援していきたいです」とNGT48愛も誓って、締めくくった。