東京女子プロレスのプリンセスタッグ第10代王者のSKE48荒井優希(24)が4日、名古屋国際会議場大会に出場し、初防衛に成功した。試合前には、SKEメンバーとしてミニライブも行い“二刀流”でファンを沸かせた。

赤井沙希との「令和のAA砲」タッグとして7月にベルトを奪取して臨んだ初の防衛戦は、上福ゆき&桐生真弥の「東洋盟友(とうようめいと)」組との対戦。グループの地元名古屋での戦いは、観客の声援も可能な中で行われた。序盤は攻め続けられる展開も、中盤は上福に合体リバース・ブレーンバスターダブルの「新人賞」を見舞うなど、赤井との連係で反撃。会場からの「荒井! 荒井!」の大声援も受けながら、桐生をコーナーに追いつめると、顎へのキックからフルネルソンバスター、最後は得意技のかかと落とし「Finally」を決めて、ベルトを守り切った。

この日の試合前には、SKE48のミニライブが開催され、荒井をセンターに松本慈子(22)熊崎晴香(25)鎌田菜月(26)福士奈央(23)が出演した。荒井の得意技の由来となった「片想いFinally」をはじめ「オキドキ」「Stand by you」「パレオはエメラルド」の4曲を披露。アイドルスマイルも振りまいた。

荒井は試合後、「最近負けが続いていて、このままベルトを落としてしまったらどうしようって思ってたんですけど、今日はなんとか守ることができて、また少し強くなれたような気がするので、次からの防衛戦はもっと自信を持って挑みたいと思いました」。また2年以上ぶりに声援の中でのライブに「まさかここになるとは思わなくて、本当に巡りあわせってすごいなって思いました。ファンの方も、ちょっと忘れちゃってるかなって思ったのですが、全然そんなことはなく、すごくしっかりコールしてくださってめちゃめちゃ元気をもらえました」と笑顔を見せた。