NGT48對馬優菜子(21)が今月でグループを卒業します。18年1月の「第3回AKB48グループドラフト会議」でNGT48チームN3(当時)に1巡目指名され、加入してから約4年半の活動を振り返る“ラストインタビュー”です。【大友陽平】

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アイドルを卒業する区切りが近づいてきた。

對馬 先日、最後の「ツーショット撮影会」があってファンの方々と「最後だね」という話をたくさんしたり、最後にセレモニーもしてくださって、もうすぐなんだなと実感しました。

18年のドラフト会議でNGT48に指名され、加入した。約4年半がたった。

對馬 受かるとは思わずにオーディションを受けて、指名されて、ふわふわした気持ちで流されるままに引っ越しました。でもだんだんと自覚がわいてきて、たくさんのメンバー、スタッフさん、ファンの皆さんが優しい人たちばかりで…。出会いに恵まれたと思います。

一番の思い出は2度の朱鷺メッセでの単独コンサートだという。

對馬 (18年4月は)加入してすぐにグループの単独コンサートと北原里英さんの卒業コンサートがあって、その時はおじゃまさせていただいている感じで、正直、自分事としてはとらえられてなかったのですが、昨年の朱鷺メッセでのコンサートはメンバーの一員として作り上げることができて感慨深かったです。

同期とも固い絆で結ばれていた。

對馬 先輩方はもちろんですが、一緒に入ったドラ3のみんなは特別な存在です。すでにグループを引っ張っているメンバーばかり。このまま引っ張っていってほしいです。

同い年の2期生・曽我部優芽(20)とは「ゆめゆな」コンビで親友だ。

對馬 優芽がいたからここまで活動できたし、一番、心の内を見せていた存在です。正直、私がいなくなったら大丈夫かな? って思うんですけど(笑い)。多分、おばあちゃんになるまで仲がいいと思いますし、これからも親友です。

卒業後と同時に芸能界は引退し、新たな道に進む予定だ。

對馬 加入前から興味があった分野に進もうと思っています。加入前にその道に行っておけばよかったというわけではなく、NGTに入った上でさらに進みたいという気持ちになりました。芸能活動は辞めますが、1人のNGT48のファンとして、ずっとつながっていたいです。

大のアイドル好きでSNSなどでは「ゆなおじさん」も登場していたが…。

對馬 入ったばかりの3期生とも自分がメンバーであるうちに仲良くなっておこうという魂胆で絡みにいってます!(笑い)。これからも先輩後輩も仲良くしてくれると思うので4期生が入っても、“トップヲタ”として見守っていきたいです(笑い)。

對馬にとってアイドルとはどんなものだったのだろうか。

對馬 「夢そのもの」です! なる前は夢みたいな存在で、なってからも夢のような経験をたくさんさせていただきました。小学生くらいからアイドルが好きでしたが、自分がなれるとは思っていなくて、幻みたいに思っていて、初めてアイドルを生で見たのがNGT48でした。(17年3月の)デビューシングルイベントをエコスタに初めて青森から見に行って。夢みたいな存在だけど、本当にいるんだ! って思ったのを覚えています。

新潟で夢をかなえ、新潟が大好きになった。

對馬 そのエコスタで母に「新潟に住みたい!」と言ったくらい、すてきな町だと感じていました。当時はそれがかなうとは思っていませんでしたがファンの方に限らず、お仕事させていただいた方も本当に温かく迎え入れてくださりました。こんな温かい町でアイドル活動ができて、幸せでした! ありがとうございました!!