AKB48濱咲友菜(21)が4日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演で、グループ卒業を発表した。4月末のチーム8コンサート(横浜・ぴあアリーナMM)をもって卒業する。

終演後、グループの公式ブログでも発表され、コメントを発表。濱は「12歳からAKB48チーム8に加入し、たくさんの方に出会い、愛され、本当に恵まれた環境の中、約9年間怒涛(どとう)ですてきな日々を過ごさせていただきました。私はお世辞にも王道アイドルとは言えない特殊アイドルだったと思います。そんな私を受け入れ、好きになってくれて、皆さんからたくさんの愛をもらいました。私自身アイドルに向いていないなと悩むこともあったのですが、今はこんなアイドルがいてもいいんだって思わせてくれて、自信を持たせて輝かせてくれたのはいつも応援してくださっているファンの皆さんでした」と思いをつづった。

卒業後も「女優の道に進みます」と芸能活動の継続を明言。「AKB48に加入して舞台や演技に触れる機会が増え、演技のことが楽しくて、もっと学びたいという気持ちが強くなっていることに気づき、卒業を考えるようになりました」。さらに「これまで育てていただいたAKB48を卒業し、0からお芝居と向き合って自分の目標とする姿を目指し、これからも初心と感謝の気持ちを忘れず常に前向きに進もうと思います」と意気込んだ。

残りの活動期間についても「1日1日を大切に、残りの活動期間をより楽しく濃い時間にしていきたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします!」と呼びかけた。

濱は14年4月、全国47都道府県の代表からなる「チーム8」の初代滋賀代表として加入。地元でも、滋賀県献血推進ガールを務めるなど活躍中。バスケットボールBリーグ「滋賀レイクスターズ」の大ファンでもある。

「会いに行くアイドル」をコンセプトに結成されたチーム8は、4月のコンサートと9周年公演を持って、一時活動を休止することも発表されている。