NGT48中井りか(25)が12日、新潟市内のNGT48劇場で行われた「デビューシングル『青春時計』リリース6周年記念イベント」で、グループ卒業を発表した。

この日は、グループのデビューシングル「青春時計」が17年4月12日に発売されてから6周年の節目を祝うイベントで、同曲でセンターを務めた中井をはじめ、西潟茉莉奈、大塚七海、真下華穂がゲスト出演した。

中井は、18年のソロコンサートでも着用した真っ赤な衣装で「自然渋滞」を歌い踊ると、「私から皆さんに報告があります」と発表。卒業は夏ごろを予定しているといい「まだもう少し時間があるので、最後までアイドルの中井りかを応援してください」と呼びかけた。

さらに「すごくさみしいと思ってくれる気持ちもありがたいんですけど…。入って約8年、最低な時も最高な時もNGTで全部過ごしてきました。また新しいところにいくと思うとさみしい気持ちだったり、初めてのことだったので、改めてNGTが私の居場所なんだと、この場所をいただけて実感する日々を送っておりました。アイドルとして、やりたいことをやらせてもらっていました。デビュー曲のセンターというチャンスをいただけた大事な日だったので、今日発表させていただきました」とこの日の公演への思いも明かした。

今後について「アイドルがずっと夢だったので、アイドルを辞めたら芸能界も辞めると直近までそう思っていたんですけど、ファンの皆さんの顔がどうしても浮かんでしまって…。NGTで経験してきたことは、これからもいきると思う。芸能界は少し少し心の休養をいただきつつ、自分のペースで再開していければ。今やらせていただいている(レギュラーなどの)お仕事も継続させていただきます」と、芸能活動は継続する意向を示した。

会場では涙するファンも。大きな拍手が送られると、中井の目にも涙が浮かんだ。「最高のアイドル人生だったので、私の中で悔いはないです」と胸を張り、最後は「青春時計」をソロで歌った。

中井は、15年にNGT48の1期生として加入しデビュー。グループの中心メンバーとして活躍してきた。AKB48でも16年11月の「ハイテンション」で初選抜入りして以降、選抜8度。バラエティー番組のほか、21年からは自らがプロデュースを手がけるアパレルブランド「Recandy(リーキャンディ)」を立ち上げたほか、グループ内派生ユニット「CloudyCloudy」をプロデュースするなど、活動は多岐にわたっていた。

◆中井(なかい)りか 1997年(平9)8月23日、富山県生まれ。愛称「りかちゃん」「りか姫」。15年7月にNGT48の1期生オーディションに合格。16年11月、AKB48のシングル「ハイテンション」で初選抜入りすると、AKB48でも選抜8度。17年4月、NGTのデビューシングル「青春時計」で単独センターに。選抜総選挙は、第8回(16年)から圏外→23→37位。18年1月にソロコンサート開催。同4月からテレビ東京「青春高校3年C組」にレギュラー出演。ほか、フジテレビ「白昼夢」などにも出演。血液型A。