AKB48が30日、横浜ぴあアリーナMMで、「AKB48チーム8 春の総決算祭り 9年間のキセキ 昼の部」を行った。同日をもって活動を休止するチーム8が、現役メンバー29人とOGメンバー32人、総勢61人でステージを華やかに盛り上げた。

オープニングは現役メンバーが勢ぞろい。グループにとって初めてのオリジナル曲「47の素敵な街へ」で幕を開けると、東京代表の小栗有以(21)は「チーム8、9年間のキセキを見ていてください」とファンにあいさつした。14年にさいたまスーパーアリーナで行われた初お披露目時の映像も公開され、北海道代表の坂口渚沙(22)は「あの時はあどけなかったけど、9年たった今日は集大成を見せられるように頑張ります!」と意気込んだ。

中盤ではOGの横山結衣(22)佐藤七海(23)谷川聖(22)横道侑里(22)山田菜々美(24)中野郁海(22)が登場し、選抜オリジナルメンバーで「汚れている真実」を披露した。続く「一生の間に何人と出逢えるのだろう」では現役メンバーとOGメンバー合わせて61人が出演し、ステージをにぎやかに彩った。

チーム初期にセンターを務めた中野は「普段はテレビやステージでAKB48を引っ張っていっているチーム8のメンバーを見ていたので、みんなとパフォーマンスをする機会をもらえてうれしい」と感謝した。OGによるコントコーナーもあり、昨年第1子を出産した山田は「旦那さんとコントの練習をするとは思わなかった」と苦笑い。トークの途中で「チーム8、ほんまに寂しい」と活動休止に目を潤ませると、「子供を産んだら涙腺が緩んで」と笑いを誘った。

チーム8は14年にトヨタ自動車のバックアップのもと、「会いに行くアイドル」をコンセプトに結成された。アンコールではグループ最新曲「サヨナラじゃない」や「恋する充電プリウス~恋するフォーチュンクッキー2~」「10年桜」をパフォーマンス。小栗は、ラストとなる夜公演を前に「すごく寂しいですが、みんなとステージに立てるありがたみを感じて、区切りとしてかみしめながら楽しみながら、悔いのないコンサートにしたいと思います」と手を振った。

◆出演したOGメンバー

横山結衣、佐藤七海、谷川聖、佐藤朱、佐藤栞、横道侑里、山本亜依、北玲名、長久玲奈、近藤萌恵里、太田奈緒、山田菜々美、山本瑠香、中野郁海、阿部芽唯、人見古都音、谷優里、濱松里緒奈、廣瀬なつき、福地礼奈、岩■(■は崎の大が立の下の横棒なし)萌花、吉野未優、谷口もか、下青木香鈴、宮里莉羅、御供茉白、伊藤きらら、野田陽菜乃、福留光帆、春本ゆき、立仙愛理、寺田美咲