アンコールでは、行天優莉奈(25)黒須遥香(23)山根涼羽(23)が、マレーシア・クアラルンプールを拠点に活動するKLP48に移籍することがサプライズ発表された。

KLP48は、今年元日に結成が発表され、現在1期生をオーディションを開催中で、8月に現地デビューを予定。3人は移籍して、1期生として活動する。

黒須は「約7年間、AKBとしてさまざまな経験や気持ちを味わってきて、ここでいろいろな景色を見る選択肢もあったんですけど、新しい環境で挑戦しようと思いました。1期生としてグループをつくっていけることは楽しみにしています。もっと大きな世界を見てきたいと思います。やるからには、“世界の黒須”になるぞという気持ちで頑張ります」。

行天はさっそくマレーシア語で「私は皆さんのことが大好きです」とあいさつ。「びっくり仰天してくれたと思います。AKBは青春をささげてきた。4月に10年。これからもたくさん歌って踊っていきたい。アイドル人生として、最後の新しい挑戦をKLP48にかけていきたい。48グループのかけ橋になれるように。これからも応援よろしくお願いします」。

山根は涙ながらに「泣いてるんですけど、まっすぐな気持ちで決めました。大好きなAKB48とメンバーと離れるのはさみしいんですけど、腹くくって決めました。KLPがAKBを超えるくらい大きなグループになって、そのグループを引っ張っていけるように頑張っていってきます」と話した。

この日から総監督の倉野尾成美(23)は、「言語の壁もあるし大変なこと。それでもみんなの決意を聞いた。3人が海外のメンバーを引っ張っていってほしい。みんなで応援しているので、頑張ってね」とエールを送った。

◆海外48グループ 11年に、インドネシア・ジャカルタを拠点とするJKT48が結成。現在は、タイ・バンコクのBNK48、フィリピン・マニラのMNL48、中国・上海のAKB48 TeamSH、台湾・台北のAKB48 TeamTP、タイ・チェンマイのCGM48、KLP48の7都市7グループが活動中。国内48グループからの移籍は、12年8月に宮澤佐江、鈴木まりやがSNH48(当時)、高城亜樹、仲川遥香がJKT48に移籍することが発表されて以降、兼任、留学などが行われてきた。伊豆田莉奈(28)は17年にBNK48に移籍し、その後19年7月にはCGM48に移籍し、現在も支配人を務めている。