NGT48の本間日陽(24)の「卒業公演」が23日、新潟市のNGT48劇場で行われる。

4月13日に卒業コンサート(新潟県民会館大ホール)を控えるが、NGT48劇場のステージに立つのは、自身通算454度目の出演になるこれが最後。1期生としてグループ結成から在籍し、約8年半のアイドル活動の中心の場でもあった劇場公演への思いを語った。

-NGT48劇場のラストステージが近づいてきた

本間 こけら落とし(16年1月10日)から立たせていただいているので、不思議な感じです。最後のステージを迎えてから寂しさが湧き出てくるのかなと思っています。

-その後に、本当の最後になる卒業コンサートが控えている

本間 卒業コンサートの前に劇場で卒業公演を行うのは今までとは逆で、NGTでは初めてです。最初は卒業公演が最後になる予定だったのですが、いろいろな事情があって変わりました。実は卒業コンサートでラストステージを迎えたかったんです。コンサートで、できるだけたくさんの方に自分がこだわり抜いたセットリストや演出を見届けていただきたいと思っていたので。結果的に願ったりかなったり(笑い)。

-劇場公演はどんな内容

本間 みなさんが好きな楽曲やメッセージ性のある曲を選びました。8年半活動してきた気持ちを表したいと考えていたら、あっという間に決まって。ファンの方の前で披露したことのない曲もあります。こけら落としからの思いを全部詰め込みます。

-パフォーマンスで意識してきたことは

本間 大勢の中で自分を見つけてもらうにはどうしたらいいのかを考えていました。影響を受けたのは(NGT48結成当時、AKB48と兼任していた)柏木由紀さん。アイドルとして、ファンの方への感謝の伝え方などをすごく知っています。背中を見て学ぶことが多かったです。先日、ゆきりんさんの卒業コンサートを見に行きました。知らず知らずに得たものがたくさんあったんだなって、あらためて感じました。

-後輩にアドバイスは

本間 最近は個々にアドバイスすることが多くなりました。NGT48劇場は大きな柱が2本あるんです。その陰になってステージ全体を見られないお客さんにどこで楽しんでもらえるか。見える位置に来たときにその方を見たり。自分が歌っていないときこそ曲に込める感情を出す。私が経験してきたことで少しでもヒントになる部分があったら、と思っています。

-劇場公演の長所は

本間 距離が近いことですね。客席数が200席くらいだからこそ見せられるワチャワチャ感とか。ただ、ソロ公演をやったときは緊張しました。お客さんの視線が全部私に向けられるので(笑い)。

-NGT48劇場とは

本間 やっぱりホームです。多くの方に見つけてもらえた場所です。【聞き手・斎藤慎一郎】

◆本間日陽(ほんま・ひなた)1999年(平11)11月10日、村上市出身。小1からクラシックバレエに励み、ロシアの劇団の新潟公演に子役として出演経験も。15年8月にNGT48の1期生としてお披露目。選抜総選挙は16年の第8回が圏外、17年の第9回13位、18年の第10回16位。グループの全9シングルで選抜入りし、表題曲のセンター2回。AKB48でも選抜4回。21年5月に初の写真集「ずっと、会いたかった」、24年1月には2枚目写真集「陽射し色」を発売。舞台「サザエさん」「夕凪の街 桜の国」などにも出演。村上市スペシャルアンバサダー。趣味は映画観賞。血液型B。