AKB48の21期研究生、渡邉葵心(きこ=18)森川優(17)牧戸愛茉(えま=18)田中沙友利(17)高橋舞桜(15)の5人が8日、東京・秋葉原の専用劇場で行われた「手をつなぎながら」公演で、劇場公演デビューを果たした。

昨年12月に行われ、大きな話題を呼んだ日本武道館での20周年記念公演でお披露目され、公演の前座出演などを重ねてステップアップ。この日初めて、グループのホームグラウンドで1公演を通して躍動した。

「僕らの風」で幕が開けると、公演タイトルでもある「手をつなぎながら」では初々しい笑顔を輝かせ、1つ1つの振り付けに思いを込めて踊った。

高橋と田中はダンス未経験からのスタートだという。高橋は「想像していたより大変で、多い日は1日7時間くらい自主練をして、できることを沢山やって、挑みました」と初日に向けての日々を振り返り、田中も「足が伸びていなかったり、リズム感があんまり無かったり…オフの日にレッスン場が開いていたら必ず行って、改善を頑張りました!」と胸を張った。

牧戸は中盤にユニット楽曲「雨のピアニスト」を披露。ダンスの先生から「(ピアノを弾く振り付けの際に)昔の小室哲哉さんみたいなイメージで」との注文を受け、「周りの大人の方は笑っていたけどピンと来なかった」というが「調べたらぴったりな画像が出てきて、今日はそのイメージで弾きまくりました!」。万全の状態で臨み、表情豊かに会場を魅了した。

先輩メンバーの19期生奥本カイリ(19)、20期生大賀彩姫(19)近藤沙樹(13)とともにキラキラした表情で最後まで盛り上げた。

5人が初めてAKB48としてステージに立った武道館公演には、グループを支えたOGが出演。牧戸は「レジェンドの皆さんはリハーサルからもうオーラが違って。同時に初めて先輩(メンバー)も見て、全部かっこよくて、衝撃的でした」と振り返った。

公演後の取材で森川は「たくさん刺激を受けて、だからこそ21年目のAKB48は現役だけの力で東京ドームなど大きな夢を追いかけていきたいと決心ができた」と力強く目標を語り、渡邉も「先輩方がステージ上で涙を流していたのが印象的です。劇場公演で全力でパフォーマンスをして、ファンの皆さん、先輩方、同期と、私も感情がこみ上げるほど思い出を作っていきたいです」と意気込んだ。

田中も「武道館で緊張しいな性格を克服できたので、この劇場公演でも、以前の私なら震えていたと思うけど1歩成長できました」と絶賛進化中。

「たくさんのファンの方の目の前でパフォーマンスできることをとてもうれしく思います。当たり前でないことを忘れず、これから沢山成長する姿をお見せしていきます」。森川が話した熱い思いは5人がそれぞれ持っているもの。21年目を迎えたグループで、新芽となる21期生が、ギュッと手をつなぎながら大きな1歩を踏み出した。【寺本吏輝】