NMB48が12日、ファン1万1000人を集め大阪城ホールで、結成3周年記念コンサートを行った。同公演は13日まで計3公演が予定され、2日間3公演で3万人以上を動員する見込み。初日のオープニングは、高校野球風に1期生から順番に「栄冠は君に輝く」の演奏にのり、客席の間を通って入場。1期生を代表し、へたれキャラクターの小谷里歩(19)が選手宣誓を務めた。

 小谷は「みなさんに笑顔をもらって今日、3周年、目標のひとつだった城ホールに立っています。笑顔をもらったら倍返しだ!」と宣誓し、へたれっぷりを知る客席からはねぎらいの拍手に包まれた。ステージは約3時間、メンバー63人が出演した。

 同ホールは大阪最大規模のホールで、アーティストにとってあこがれの地。同ホールを目指すアマチュアバンドは、ホール前の広場「城天」で演奏をすることも多く、かつてはシャ乱Qも「城天」から巣立っていった。

 この日、トークコーナーでは、山田菜々(21)が「私とさやか(山本彩)なんか、城ホール前でライブしてましたからね。私たち、城ホールですよ!

 城ホール!」と興奮気味に叫んだ。山田、山本彩(20)らはNMB48加入以前からアーティスト志望だったため、同ホール前で演奏していたことがあった。山本も「そうやね。ここ、目標やったからね」と、感慨深そうだった。

 またこの日、18日にNMB48として初めて、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演することと、11月中にNMB48劇場で、小谷の独演会パート2が開催されることが発表された。