NMB48の3周年コンサートが13日、大阪城ホールで最終日を迎え、元チームMセンターだった城(じょう)恵理子(14)が研究生として、昨年9月28日以来、380日ぶりに復帰した。AKB48グループで離脱後に復帰したのは菊地あやか、鈴木紫帆里がいるが、NMB48では初めて。

 2日間で3公演の3周年コンサート。最終日の夜公演、アンコールでサプライズ発表があった。

 電撃復帰のアナウンスがあり、ワンピース姿の城が姿を見せると、1万1000人の観客で埋まった城ホールには“城コール”ならぬ、「恵理子コール」が起こった。渡辺美優紀(20)小笠原茉由(19)は、ジャンプして城の復帰を歓迎したが、中には突然の復帰発表に衝撃のあまり、言葉を失うメンバーもいた。

 かつて「赤ちゃんみたい」と称され、ファンや仲間をいやしてきた“城ちゃんスマイル”はなし。唇をかみしめ、懸命に涙をこらえた様子で「学業を理由に卒業したけど、みんながテレビや雑誌で活躍しているのを見て、私は何をしたい?

 何をしてるの?

 と考えるようになった」と言い、復帰を両親に相談したことを明らかにした。

 運営事務局によると、今月初旬、歌やダンス、パフォーマンスの特別オーディションを受け、研究生としての合格が決まった。城は11年5月合格の2期生で、同10月の2枚目シングル「オーマイガー!」から選抜入り。昨年1月結成のチームMで初代センターを務め、次世代エース候補と期待される中での卒業だった。城は「戻りたいと言って、納得されない方、メンバーもいると思うけど、言葉じゃなく、私の行動を見てほしい。胸を張ってただいまと言えるよう頑張っていきたい」と決意表明をした。

 また、林萌々香(15)のチームN昇格、来年春にチームMが大阪府内ツアーを行うことも発表された。