AKB48前田敦子(20)が14日、都内で行われた映画「苦役列車」(山下敦弘監督、7月14日公開)の完成会見に出席し、舞台あいさつに立った。ヒロインを演じた前田は「憧れの方たちとのお仕事だったので、頑張って付いていこうと思っていました。いろいろな『初めて』を体験させてもらいました。初めてのことばかりでしたね」と撮影を振り返った。撮影では、し瓶を持つ場面もあった。山下監督から「初めてだって言ってたよね」と聞かれると「そんなの、普通初めてですよ~!」と顔を赤くして照れていた。

 森山未来(27)演じる酒と風俗におぼれる主人公について「女の子から見たら怖い人かなと思うんですけど、私は、来る者は拒まずなので、お友達にだったらなりたいかな。とてもいとおしい人です」。映画の中では淡いロマンスもあり、「19歳の役を演じさせていただいたんですが、青春させてもらいました。青春らしいさわやかなシーンもあって幸せでしたね」。

 8月27日にグループから卒業する。将来の夢は女優と公言している。今回の撮影では、真冬にもかかわらずシミーズ姿で海に飛び込むなど体当たりの演技にも挑戦した。