3月末でメンバー全員が卒業した元SDN48の小原春香(24)が、「ハイブリッド型アイドル」として、アイドル戦国時代に新たな風を吹き込む。

 小原は07年にAKB48に加入し、10年に移籍したSDN48を今年3月末で卒業した。約5年間多忙な日々を過ごしたが、現在はソロ活動をしながら、卒業メンバーとの交流を続けている。「先月、初めてメンバーと旅行ができました」。一方で、AKB48で同期だった指原莉乃(19)らの活躍を見て「私も頑張らないと」と刺激を受けている。

 小原は、セクシーなパフォーマンスが特徴のSDN48の中でも数少ない清純派として知られていた。SDN48加入前は、渡辺麻友(18)や多田愛佳(17)らとともにAKB48の旧チームBに所属。「AKB48の時は年下の子たちとゲームの話とかしていたのに、SDN48は、大人の恋愛を経験してきたお姉さんばかり」と戸惑ったというが、今では「どっちの環境も体験できたことが、私の強みになればいいなと」と前向きにとらえている。

 そして、4月からソロ活動を開始。22日発売のファーストDVD「こはるん日和」では、面積の小さなビキニで多くのセクシーショットを披露しているが、PRコメントはまさに清純派だ。「たくさん買ってほしいのですが、すっごく恥ずかしいから中身は見ないでほしいです」。

 AKB48とSDN48。まったくタイプの違う2つのグループでの経験を持つ彼女は、電気とガソリンで走るハイブリッドカーのように、清純+セクシーで芸能界を生き抜いていく。【横山慧】

 ◆小原春香(こはら・はるか)1988年(昭63)4月12日、広島県生まれ。如水館高舞台芸術専攻卒後、07年にAKB48に5期生として加入。同期は指原莉乃、北原里英ら。10年SDN48に移籍し、今年の3月末に卒業した。4月から群馬テレビ「JOYnt!」(水曜午後11時)レギュラー。好きな男性のタイプは「強い人」。愛称は「こはるん」「きゅるるん」。161センチ、血液型B。