<AKB48グループ・ドラフト会議>◇10日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪

 AKB48初の試み「AKB48グループ

 ドラフト会議」が開催された。

 人口約7100人の村から青森初のAKB48メンバーが誕生した。西山怜那(12)はチームAから指名され、母フミ子さん(33)の姿を見つけると抱きついて喜びを爆発させた。「うれしすぎてヤバイです」。小学3年の頃、アニメ「きらりん☆レボリューション」を見てアイドルに憧れた。母にオーディションを受けたいと伝えなかったが、夢を知っていた母は「これがダメだったら勉強を頑張ってもらう。区切りという意味で応募させた」と最初で最後の挑戦だと理解を示した。候補者の中で最初に名前が呼ばれた西山は「地元のみんなに報告したい」。方言全開の12歳。4年間思い続けたアイドルへの切符をようやくつかんだ。