2014年「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを獲得し、芸能活動を開始。その後「3月のライオン」などのヒット作に出演し、着実に注目を集めている。女優中田青渚(22)。

昨年、映画「街の上で」「あの頃。」「うみべの女の子」に出演し、第43回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞した。「21年は気持ち的に焦ることが多かった1年でした。それは今までよりも、仕事に対する欲が具体的になってきたからかなと自分では思っています。やりたいことや、こうなりたいなというものがあるけど、そこに全然まだ足りないなという焦りが大きかったです。でも、だからこそ、今までよりも自分の思っていることを伝えられたり、周りの人とコミュニケーションをとれた1年でもありました」と振り返った。

初となる受賞を受け、さらなる飛躍が期待される若手注目株だ。今年について「もちろん、焦りやこうなりたいという気持ちは無くしたくないなと思っています。そこにプラスして、自分自身が楽しみながら目の前にあることに1つ1つ丁寧に取り組む1年にしたいです」と意気込んだ。

4月には新社会人になる年齢だ。「大学を卒業し社会人になる節目の年なので、今までよりも一層気を引き締めていかなければと思っています。あとはお料理を頑張りたいです。去年、ようやく自分で料理をつくり始めたので、今年は彩りや盛り付けを考えたり、難しい料理にも挑戦したいです」と、プライベートの目標も明かした。

のんびりでマイペースな性格。はじける笑顔も魅力の1つだ。読者に向け「これからも1つの役、作品に対して大切に丁寧に向き合いながら仕事を続けていきたいと思っています。この記事を見てくださった方が1人でも作品を見てくださるとうれしいですし、また、誰かが作品をみるきっかけになれるように頑張りたいです」と言葉に力を込めた。(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「急上昇」)

◆中田青渚(なかた・せいな) 2000年(平12)1月6日、兵庫県生まれ。14年、オーディションでグランプリを獲得し芸能界入り。17年の映画「3月のライオン」、19年「見えない目撃者」などに出演。18年のTBS系「中学聖日記」、21年、NHK「声がききたい。」、フジテレビ系「踊り場にて」など、ドラマにも多数出演。身長165センチ。