avex ROYALBRATS(以下aRB)が28日、都内の豊洲PITで初のワンマンライブ「all Right Buddy! Phase ASOBIBA Powered by Pay Light」を開催した。チケットは完売で、ダンス公演としては最大レベルとなる約2000人の観客を魅了した。

華麗なダンスだけでなく、aRBらしい演出がちりばめられていた。オープニングのダンスを終えてメンバーが舞台の袖にはけると、スクリーンの映像が始まり、控室の様子が映し出された。

休んで、さあ次の曲となったときに衣装がない。探しても見つからず、ステージの上にあることが分かった。タンクトップ姿で慌ててステージに戻り、踊りながら衣装をまとっていき、フォーマルな服装になってダンディーなポーズを決める。ストーリーを感じさせながら、ダンスを一層際立たせた。

勝負をかけたDリーグのラウンドとは違う味わいが楽しめた。例えば22-23シーズンのラウンド12で披露した「breathe」。呼吸音に合わせて動くコンセプトは同じだが、人数、時間にも制限がないライブでは、前振りにもたっぷり時間をかけた。

7月12日の練習で、ディレクターのYuta Nakamuraを取材した際、彼は「Dリーグでは勝ちを意識してやっているんですけど、その中でもライブではこういうのをやりたいっていうエゴを残しながら戦ってきました。『この楽曲をライブでやったら楽しいだろうな』と、そういう想像はありました」と話していた。ライブを見て、その意味が理解できた。

衝撃の報告もあった。ライブ終盤、ひよりとYuta Nakamuraが2人でステージに現れた。マイクを持ったひよりが「あの報告がありまして…」と言いながら、準備をしていた手紙を広げると、内容を先読みした会場からは悲鳴が上がった。

「私、ひよりは22-23シーズンをもちまして……avex ROYALBRATSを卒業することになりました。卒業の理由としては、韓国でダンサーになりたいという夢があって……9月から韓国に行くことにしました」

涙をこらえ、声を詰まらせながら話すひよりに、ファンから数多くの「頑張って!」という声援が飛んだ。

「決して楽しいばかりではない2年間でしたが、皆様からの励ましと応援のおかげでここまで駆け抜けることができました。ファンの皆さん、メンバー、家族、友達…たくさんの方に支えていただき、私はとても幸せ者です」

ステージに戻ってきたメンバーたちも目を赤くしながら、ひよりの報告に耳を傾けていた。

そこから「Holy」「We」と続けて全曲を終えたが、拍手と歓声がやまずアンコールに入った。スペシャルゲスト、大谷舞、ミヤタコーヘイによる演奏、「Tsubolu」「Clap&Clap」と続き、最後は「ASOBIBA」で締めくくった。

MATSURIによれば、冬にメンバーで会場の豊洲PITを見にきたのだという。

「初めてこの会場に足を運んだのが冬。1回みんなで来たんですけど、まだお客さんが誰も入っていない状態の豊洲PITを見たときに、本当に全部埋まるのかな…とか、ここで踊るの結構緊張するなと思ったんですけど、みんなが見に来てくれて、オープニングからすごい歓声をくれて、本当に今日はありがとうございました」

最後にあいさつをしたYuta Nakamuraは「いろんな人が協力してくれたから、この景色を見られたわけで、来てくれた人もそうだし、全員がaRBの関係者だと思っていて、これからも関係者を増やしていきたいとボクは思っています。また、この景色を見たいので、これからも一緒に歩んでください。お願いします」と、感謝の言葉を口にした。

会場の最寄り駅である「新豊洲駅」の構内には、ファン(通称PTa)の有志が出稿した広告も掲載された。メンバーとファンが一体になった、aRBならではのワンマンライブだった。【飯島智則】

(C)avex ROYALBRATS
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