都内を歩行中、路上ですれ違った女性から突然、チラシを渡された。渡す側がある地点に一定時間立ち続け、そこを歩く通行人にチラシを配るパターンはよくあるが、すれ違った人から突然渡されたことはあまり記憶にない。

受け取ったチラシの一部がこれ。



路上ですれちがいざま、女性から渡されたチラシがこれ
路上ですれちがいざま、女性から渡されたチラシがこれ



冒頭に「防犯」と書かれていたので、てっきり空き巣とかピッキング犯罪、振り込め詐欺電話などへの注意を喚起するチラシかと思いきや、そうではなかった。(※ちなみに同チラシの発行元は、被害者の会的な組織になっていた)

筆者がガッツリ食い付き、“ブンヤ取材モード”になり質問を開始すると、その女性は「盗聴」「盗撮」などというワードを使いつつ「うそのうわさを流して、犯罪者に仕立て上げるのは犯罪です」とか「ターゲットに対し、偶然を装った多数の嫌がらせをすることで追い込むのは犯罪です」(※いずれも正確な発言ワードではなく、趣旨)というような意味のことを説明。

現場記者時代、90年代半ば以降「盗聴」「盗撮」「ストーカー」に関する記事を何本書いたか分からないほど取材してきたのだが、そんな筆者の大脳の“関心中枢”を完璧にとらえるワードばかりで、がぜん興味指数が急上昇。

あと30分くらいはじっくり話を聞きたかったのだが、その女性は、すぐ移動しなければならなかったようで、去ってしまったため、“取材欲”を満たすことができず、残念であった。【文化社会部・Hデスク】