「咲ドル火曜日」第2週は「素顔のボイメン」。今回は2月に加入したボイメン大阪研究生の新メンバー中下雄貴(18)が登場します。オーディションを受けたきっかけや、特技である楽器、今後の目標などについて語った。【取材・構成=星名希実】
中学2年のとき、男性アイドルに興味を持った時期があった。「好きになった人の動き方とかパフォーマンスを見て、コンサートとかライブってすごいなと思った」。高校では軽音楽部に所属。「バンドでも立つのはステージなんで、ステージが好きだなって思って」。そこからオーディションを受けようと思い、調べていく中で「ボイメンエリア研究生」の名前を見つけた。先輩「BOYS AND MEN」「祭nine.」らについても研究し、オーディションを受けた。
2月の公開オーディションでは特技のギターを披露。「リハーサルですごく失敗したんですけど、本番でけっこういい感じでいけたんで、『よし!』って」と振り返った。
ギターは中学、ベースは高校で始めた。ドラムもたたくし、曲も作る。その経験を生かして「本気で手に力を入れるってなったら、楽器を持ちたいかなって思いました」と語る。
「僕はエリアの中で一番、楽器色というかバンド色が強いんじゃないかな。バンドの曲が好きで、有名になってる曲以外にもマイナーチックな曲とかを聞いたりするんで。中下雄貴にしか出せない特色は、ここのエリアで言ったらバンドとかギターとかベースになるのかな。それだけは負けちゃうと、僕は魅力がなくなっちゃうんじゃないかな」
他のメンバーには「みんなできるスキルが1人にひとつ絶対に何かある」と考え、自分自身を心配に思うことも。それでも「自分でひとつは自信を持てるものは持っておこうと思って、それが今で言うと楽器かなって感じなので、それを出していきたい」と話した。
ギターやベースへの自信を語ったが、そのあとに「楽器をしている強みを大事にしつつ…」と続けた。「できることを自分の中の価値に」と、そこだけにとらわれない意識も明かす。
「僕のキャラクターとかはいったん気にせず。グループの中でどういうキャラクターなのか-とか、悩みではあるけど、いったんそういうのは置いといて。とにかく今はグループになじむというか、温度感を自分で理解することから意識して、頑張っていこうかなと思ってます」
2月に加入し、エリア研究生の10代特別ユニット「キラキラ★選抜隊」のメンバーにも選ばれた。中下は「本当にスピード勝負ってことは常に思ってたりする」と感じている。
大阪研究生に加入して半年。まだまだ分からないことが多いと言うが、エリア研究生としても選抜隊としても「見てもらいたいって気持ちはすごい強くて」と語る。特技である楽器をフルに生かしつつ、そこだけにとらわれることなく進んでいく。「とにかくこれから中下雄貴はどんどん大きくなると思うので、期待をしていただきたいと思います」と意気込んだ。
◆中下雄貴(なかした・ゆうき)2001年(平13)11月5日、大阪府生まれ。趣味は作詞、ライブ鑑賞、岩盤浴。特技はギター、ベース、サッカー。身長175センチ。血液型O。