東山紀之(48)が、WOWOW主演ドラマ「予告犯-THE PAIN」(6月7日スタート、日曜午後10時)で覆面姿の裁判官を演じる。現職裁判官が、冤罪(えんざい)被害者のため、新聞紙で作った覆面姿で公開裁判をインターネット上で行い、闇の真実を暴く姿を描く。

 異色の設定の役柄に「3分の2は新聞紙をかぶっています。俺じゃなくてもよかった」と苦笑い。時代劇出演が豊富だが、カツラ以外のかぶりものをした演技は初めて。「外すとほっとした。息苦しかった。酸素ボンベが用意されたほど。すごい閉塞(へいそく)感でした。ADさんに代わってほしいと本当に思った」と冗談交じりに苦労を明かした。役作りのため自宅でホラー映画のジェイソンのお面をかぶって過ごした。「子供が怖がって、言うことを聞くようになりました」。

 生田斗真の主演映画「予告犯」(6月6日公開)の内容と連動しており、生田演じる主人公の模倣犯が描かれる。